文化会館の有力な建設候補地となっている東公園=福井市豊島2丁目

 2022年度末までの建て替えを目指す福井市文化会館の建設地について、市有地3案のうち東公園(福井市豊島2丁目)が最有力視されていることが4日分かった。早ければ市が6日に開く整備基本構想・基本計画策定委員会で決定する見通し。

 6月に開かれた同策定委の前回会合で事務局の市は▽現在地(福井市春山2丁目)▽福井市営野球場跡地の東公園▽旧大和紡福井工場跡地(福井市みのり3丁目)―の3案を提示した。

 東公園がJR福井駅まで500メートルと最も近い。敷地面積も現在地の約5千平方メートルに対し、約3万平方メートルと広く、駐車場の用地を確保できる。

 市は現在地での建て替えを選択した場合、建設中は閉館となり、北陸新幹線県内延伸に合わせた22年度末までの完成が困難との見方を示している。

 東公園と大和紡福井工場跡地の2候補地はいずれも住居地域にあり、大規模施設の建設には法令上の規制をクリアする必要があるが、特に大和紡跡地は低層住居専用地域で、市民の理解を得るためのハードルはより高いとみられている。

 前回会合では市会第1、第2会派の委員から「建設地は時間をかけて選定すべきだ」との意見が上がり、中心市街地の民有地にも候補地がないか検討することで閉会。しかし、東村新一市長は8月の定例会見で、22年度末の完成を見据えた場合、民有地での建設は時間的に難しいとの認識を示していた。

 策定委の委員の大半は東公園を推している。議会側も、新幹線開業を見据えたオープンを目指す市の考えに一定の理解を示している。

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