民進党福井県連が翻弄(ほんろう)され続けている。数日前には希望の党へ民進党が合流、そして2日には枝野幸男党代表代行が、リベラル系議員の受け皿となる「立憲民主党」を結党することを発表。希望の党への移籍組と分裂する形となった。県連内にも、希望の党が掲げる安保法制や憲法改正に賛成できないとの考えを持つメンバーがいる。県連、支持団体の連合福井とも、めまぐるしく離合集散する東京の動きに、関係者はいらだちを隠せない。

 「2回連続の不戦敗は許されない」との強い決意の下、県連は9月29日に緊急幹事会を開催。1区は県連副代表で県議の野田富久氏を、党本部の指示通り希望の党に公認申請することを満場一致で決めた。

 その野田氏は、旧社会党出身で「枝野氏らに理念は近い」と認める。枝野氏の動きは否定しないとしながらも、「分裂は自民党を喜ばせるだけ。まとまって安倍政権を倒す必要がある」と強調。党分裂の動きを注視しながらも「現段階では出馬の姿勢に変わりはない」と話す。

 山本正雄県連代表も「民進党は安保法制に反対してきた。希望の党の考えに合わない人たちがいるのは当然のこと」と話す。その上でこう続けた。「県連としては、前原誠司代表の指示で希望の党に1、2区の立候補予定者の公認申請を出した。多少意見が違っても、『安倍一強打倒』の旗印で大同団結すべきだ」と新党結成の動きをけん制する。

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