今回は、ゆるパブリックのメンバーとは、ゆるい食堂やプライベートでも活動を共にしている福井県鯖江市在住のおばちゃん、上嶋さんのお節介な活動から見えてくる「やさしさ、それって自己満足!?」に迫ります。ゆるパブの活動理念でもある「強制されているわけではないのに、参加している」「必要に迫られているわけではないのに、求めている」と、彼女の思いや活動には多くの共通点を見出します。(参考:ゆるパブリック公式サイト

上嶋睦美と申します。私の家は、サンドーム福井の西側にあります。電車で通勤する娘が「今日も鯖江駅周辺、すんごい人で溢れてたざ!」とこぼします。サンドーム福井では、人気アーティストのライブが年に多数開催されており、JR鯖江駅の利用者は多い時には4万人を超えるそうです。歩道からはみ出しながらライブ会場のサンドーム福井まで歩く、人、人、人! そのため、ライブがあることを知らずにふらっと近所に出かけた日には、家に帰ってこられませんよ(笑)県外から鯖江に来てくれる方が増えるという事実は、率直に、漠然とうれしいな~と思う反面、直接ライブに関係ない近隣住民は、ものすごく困っていたんです。

2017年夏、サンドーム福井で行われたライブ時のJR鯖江駅(福井県鯖江市)のタクシー乗り場の光景

今年1月のライブ終了後のこと。寒い雨の中、鯖江駅前に雨に濡れながら電車を待つ長い行列。駅員さんが拡声器でアナウンスしても、あの人混みでは聞こえないのも無理はない。交差点まで人が溢れており、大変危険な状況。その中に足を引きずりながら歩く60歳代の女性と20歳代の女性の姿が。「福井まで行きたいんだけど、いつ電車に乗れるかわからないわ」

この光景を目にしてから、サンドーム福井に一斉に来られるライブ客のことが気になるようになりました。「荷物預かり場所がない」「お土産を買うとこが少ない」などの声も心に引っかかっていました。

関連記事
あわせて読みたい