衆議院解散後初の週末、集会であいさつする候補予定者=9月30日、福井県越前市内

 衆院が解散して初の週末となった30日、福井1、2区の立候補予定者は支援者回りや会合出席、街頭演説などに分刻みで慌ただしく駆け回った。解散から10月22日の投開票日までわずか3週間余りの短期決戦だけに、他党の批判に熱弁を振るう場面も。10月10日の公示を前に、戦闘モードに入っている。

 自民党前職は地元のイベントに出席。不手際をわびたり、政策を訴えたりした。

 1区の稲田朋美氏は福井市旭地区で開かれた秋祭りに参加した。あいさつで「これまでの経験を生かし、福井と日本のために尽くしたい」と宣言。来場者らと握手を交わしながら「ご心配を掛けました」などと防衛相辞任に至った騒動をわびるとともに「また頑張ります」と出直しを誓っていた。

 午前9時から、敦賀市内で開かれた私立幼稚園の運動会に出席した2区の高木毅氏。多くの保護者が座る観覧席に向かって手を振りながら、体育館内を1周した。あいさつで「子どもたちがしっかり教育を受けて、将来の日本を支えてくれるような政策を進めたい」と訴えた。

 希望の党公認を目指す新人と元職は地元で意見交換、安倍政権への対抗心をあらわに。

 1区の野田富久氏は午前8時20分ごろ、福井市中心部の清掃ボランティア活動の出発式に姿を見せ、出馬意向を伝えて回った。午後6時からは地元の集会所で、地域の支援者ら約20人と膝をつき合わせて意見交換。出馬の経緯や地域の情勢などを語り合い、結束を再確認した。

 2区の斉木武志氏は午前10時から、越前市で開かれた労働組合の退職者組織の総会で「安倍政権は基礎年金を減らしておきながら、お友達に税金を流した。皆さんの納得する税の配分を取り戻そう」と訴えた。その後、同市内で街頭演説し、道行く支持者と固い握手を交わした。

 共産党新人は、街頭に立ち自公政権、希望の党双方に批判の声を張り上げた。

 1区の金元幸枝氏は福井市内の量販店近くなどで街頭演説を繰り広げた。突然の衆院解散を「森友・加計疑惑隠し」と批判した上で「国民の声を無視する安倍政権を倒す歴史的なチャンス」と訴えた。希望の党にも批判の矛先を向け「中身は憲法改悪を目指す自民党とほぼ変わらない」と力を込めた。

 2区猿橋巧氏は、地元おおい町内でポスターの張り替えや政策ビラを配布した。

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