授業の難易度は適切か、授業の内容は面白いか

 福井県の県立高校の生徒の4割近くが、学校の授業を難しいと感じていることが27日、県教委の学習状況調査で分かった。特に数学、理科、英語で割合が高く、県教委は「学習指導要領で重視されている思考力や表現力の育成につながる活動は改善しているが、授業の分かりやすさや生徒の興味関心には直接結び付いていない」とみている。

 県庁で開いた県教育委員会の会合で説明した。

 国語、数学、英語、理科、地理・歴史・公民の各教科で授業の難易度が適切かを尋ねたところ、「難しすぎる」「やや難しい」と答えた生徒の割合は全科目平均39・2%で、前年度(38・7%)と同水準だった。教科別では、数学(51・2%)、理科(44・2%)、英語(43・3%)の順で高かった。

 授業の内容が面白いかどうかは、「とても面白い」「まあまあ面白い」が計66・6%で、前年度(66・3%)とほぼ同じだった。一方、授業でよく自分の考えを説明したり、書いたりしているかどうかの問いでは、「そう思う」「どちらかといえばそう思う」が計55・1%で、前年度(53・1%)より2ポイント高かった。

 家庭学習や生活に関する項目では、1カ月に読む本の冊数は平均1・69冊で、1冊も読まない生徒が41・9%を占めた。新聞をほぼ毎日読んでいる生徒は5・1%、週に1~3回は11・8%で計16・9%となり、前年度の計18・9%を2ポイント下回った。

 調査は2012年度から行っており、本年度は6~7月に全日制、定時制の生徒計1万5971人が回答した。

 会合の冒頭で東村健治県教育長が、来年3月の県立高入試で新たに導入される実用英語技能検定(英検)加算に対し、県議会から制度の見直しを強く求められていることを報告した。

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