福井県警は29日、ビジネスホテルの部屋で知人女性に抱きつくなどのセクハラをしたとして、県警警備部首席参事官(部長級)の男性警視(53)を停職1カ月の懲戒処分とした。男性警視は同日付で依願退職した。

 県警部長級の懲戒処分は「記憶にない」(木林浩三首席監察官)としている。

 県警監察課によると、男性警視は今年8月の夜、ビジネスホテルの別々の部屋で宿泊する際、女性を自分の部屋に誘って飲酒。性体験を尋ねたり、抱きついたりするなど、女性を不快にさせる性的嫌がらせをした。女性はその場で拒絶した。

 女性は9月初旬、県警に被害を申告、処分を求めた。男性警視は不適切な行為を認め「女性に嫌がられているとは思わず魔が差した。女性に申し訳なかった」と話しているという。

 女性は被害届を出しておらず、刑事的な処罰も望んでいないという。県警は、詳しい日時やビジネスホテルの場所などは「女性の特定につながる」として明らかにしていない。

 県警の初川泰介警務部長は「幹部職員がこのような事案を起こし誠に遺憾。女性と県民に深くおわび申し上げる。意識改革を再徹底し、信頼回復に努める」とコメントした。

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