福井国体のメイン会場となる福井市の福井運動公園=8月9日、福井市福町上空から日本空撮・小型無人機ドローンで撮影

 愛媛国体に向け、闘志をみなぎらせる福井県の精鋭たち。視線は、さらにその先の頂を見据えている。福井しあわせ元気国体の開幕が、29日であと1年に迫った。いざ、挑戦の時―。

 国内最大のスポーツの祭典が、福井県で開かれるのは1968年以来になる。当時、人口100万人に満たない県で国体を開くのは初めて。選手団は天皇杯獲得(男女総合優勝)を果たし、県民によるもてなしも高く評価され、テーマに掲げた「新しい時代をひらく」を実現した。

 50年ぶりとなる今回、選手団は再び天皇杯獲得に挑む。15年の和歌山で26位、16年の岩手は18位と成績を伸ばし、愛媛では10位以内を目指す。

 陸上男子100メートルで桐生祥秀選手(東洋大)の日本新記録樹立に沸いた日本学生対校選手権をはじめ、37競技44種目のプレ大会が各市町で本格化。ボランティアや趣向を凝らしたもてなしなど、多くの県民が参加し、本番に先駆けて「福井」を発信している。

 選手の躍動と、舞台となる会場は、記憶にも記録にも長く残る。「やる」「みる」「支える」。それぞれの挑戦が国体後まで刻まれる。全国障害者スポーツ大会(障スポ)との融合は、共生社会に向けた一里塚。全国の注目が集まる機会を、地域を盛り上げるきっかけにもできる。1年後、福井が、人が輝く。
 

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