自由通路の片側にずらりと駐輪された自転車。点字ブロックがある反対側にはベンチとプランターが設置された=福井市のJR福井駅東口

 昨年の福井市のハピリン開業を契機に来街者が増えた影響で、JR福井駅東口周辺で自転車の路上駐輪が急増している。本年度の1日当たりの平均台数は、前年度比約3倍の74台。市は市民からの苦情を受け駐輪場を増設した。しかし中心市街地がにぎわいを取り戻すほど需要は高まる見通し。悩ましい状況に、市はさらなる駐輪場確保を検討するとともに、マナー向上を呼び掛けている。

 ⇒【画像】新たに駐輪場を仮設

 市自転車利用推進課によると、路上駐輪が増えたのはプリズム福井を東西に貫く幅7メートルの通路の駅東口。通路両側には2015年度まで駐車場があり車の出入りがあったため、駐輪はほぼなかった。しかし、北陸新幹線県内延伸に伴う工事のため昨年3月に駐車場が廃止されたこと、4月にはハピリンがオープンしたことから、路上駐輪が目立ち始めた。

 やがて通路両側への駐輪が常態化、幅員は約3メートルと半減し、体の不自由な市民から歩きづらいと苦情が出るようになった。通路片側にある点字ブロック上の駐輪もあり、目が不自由な人の通行の妨げにもなった。今年5月に同市中央1丁目の食品スーパーが閉店し、プリズム福井の買い物客が増加傾向にあるのも一因とみられる。

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