福井国体をPRする「叔羅川」の限定ラベルの書を担当した右近桜月さん

 福井しあわせ元気国体・福井しあわせ元気大会(全国障害者スポーツ大会=障スポ)を盛り上げようと、福井県越前市内の酒店が福井国体まで1年となる29日から国体限定ラベルを貼った地酒を販売する。商品名の文字デザインは、関西を拠点に活動する同県南越前町出身の書道家、右近桜月さん(26)が担当。右近さんは「故郷での国体に書で携われることができ光栄」と話している。

 右近さんは5歳で書道を始め、16歳から越前市の垣内楊石さん(太玄会会長)に師事。今は兵庫県に住み、広告ロゴの創作や命名書の作成、書道パフォーマンスなどを手掛ける。書道家の敷居の高いイメージを変えようと、国内初の「書ドル」としても活動している。

 国体限定ラベルは越前市押田2丁目の酒店「リカーマーケットさかえや」が企画した。市内の日本酒愛好家団体が立ち上げ、20年以上にわたって販売されているさかえやのオリジナルブランド「叔羅川(しくらがわ)」に、福井国体・障スポ終了までの間、使用する。

 文字デザインは「叔」や「川」の払いの部分が美しくかすれており、国体PRのラベルらしい躍動感のあるものになっている。右近さんは約1千枚を書き、その中から選んだそうで、依頼したさかえやの村上栄樹社長(54)は「イメージ通り」と目を細めた。

 台紙に越前和紙を使い、右近さんのアイデアで白、ピンク、緑の3色を用意。福井国体マスコットキャラクター「はぴりゅう」もプリントされている。4合瓶(1800円)と1升瓶(3600円)がある。さかえやのほか、10月5日に市武生中央公園で開幕する「2017たけふ菊人形」の会場でも購入できる。

 右近さんは、全ての作品に越前和紙を使っている。「今後も故郷を盛り上げる一助になれれば。手から生み出されるぬくもりや豊かさを、書を通して伝えていきたい」と書道家としての抱負を話している。

越前市
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