福井地方気象台での生物季節観測

 食欲の、読書の、スポーツの―と、さまざまな形容詞がつく豊かな季節「秋」。でもその到来はどうやって知る? 全国の気象台では科学的な観測だけでなく、特定の動植物の初鳴きや開花を季節の指標として、毎年調査し発表している。福井地方気象台が調べているのは動植物合わせて34の現象。このうち一定年月の間の観測値の平均「平年値」が9月、10月、11月の「福井の秋の指標」は動物で2現象、植物で5現象だ。

 同気象台の「生物季節観測」で9月なのは、植物ではススキの開花(平年値5日)とヒガンバナの開花(22日)。11月はサザンカの開花(5日)、イチョウの黄葉(15日)、イロハカエデの紅葉(22日)。動物では9月がアキアカネの初見(30日)とモズの初鳴き(30日)となっている。10月は動植物ともにない。

 意外なことに、誰もが頭に浮かべそうなエンマコオロギの初鳴きは、平年値が8月12日。今年も8月2日に観測している。64年間で最も遅いのが2001年の8月26日なので、どちらかといえば秋のはしりといえるかも。

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