子育てしやすい社会の実現を目指し、県民一人一人が公共施設や店舗で子連れの母親らを手助けする「ママ・ファースト運動」の推進に向け、福井県は二十五日、子育てにかかわる団体や経済団体、市町関係者による推進協議会を設立。福井市のアオッサで初会合を開き、同運動を協力して進めていくことを確認した。

 協議会は、県のほか県内二百五十の母親クラブで構成する県地域活動連絡協議会、県PTA連合会、県商工会議所青年部連合会、市長会などの十人で組織。会長に小さな親切運動推進協議会県本部の白崎和子福井支部実行委員を選んだ。

 初会合では、事務局の県から、妊婦や子連れの母親らを優先する意識を県民に浸透させるため、二十六日から公共施設やショッピングセンターに啓発ポスターを掲示。各種大会やイベント会場でチラシを配布して呼び掛けを行うことや、小中高校や市町で子育て体験講座を実施する計画などが示された。

 また十月から同運動に取り組む企業(店舗)を応援企業として募集し登録。飲食店や文化施設での優先席や優先駐車場の設置や、公共交通機関で運転手や車掌に子連れの母親へ席を譲ることを呼び掛けてもらえるよう今後、協力を求めていくことなどを報告した。

 委員からは「こうした手助けが母親のわがままと思われないような啓発が大切」「今後子どもを持つ女性の不安を和らげる取り組みを」などの意見が出た。

 県と県商工会議所青年部連合会は近く「ママ・ファーストの店推進事業実行委員会」を立ち上げ、十八歳未満の子ども三人以上の世帯約一万六千世帯にカードを配布し、商品価格の割引やポイント加算などを受けられるよう十月から協賛店舗を募集する。

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