第139回北信越高校野球福井県大会準決勝・金津―北陸 9回表金津2死一、二塁、夛田新太郎が適時打を放ち、12―11と勝ち越す=福井県営球場

 【第139回北信越地区高校野球福井県大会準決勝・金津12-11北陸】

 一戦一戦勢いづく紺色の縦じまが、また一つ階段を駆け上がった。「自分たちは打撃のチーム。点を取られても取り返せる自信がチームにあった」と金津の中橋朋希主将。齋藤滋監督は「10-8で勝つことを想定していた」。“想定内”の試合展開だったからこそ、10-11の九回に底力を発揮した。

 2死一、二塁で、4番高桑篤耶。「高校のグラウンドだと思ってリラックスした」。気負わず楽に構え、狙い球のカーブを中前にはじき返し同点。続く夛田新太郎は「左投手は練習で対策済み。右方向を意識できた」。狙い球だった外角の直球を振り抜くと、打球は痛烈に二遊間を抜け、二走斉川隼大が生還。スコアボードに勝利を引き寄せる「2」を刻んだ。

 九回は、同点の走者を出されてもバッテリーは冷静さを失わない。1死一塁、慎重にカウントを稼ぎ、フルカウントでは「最も長打になりにくい球種」としてチェンジアップを選択。注文通り併殺打に打ち取った。齋藤監督は「配球は高桑に任せていた。好リードだった」とたたえた。

 逆転に次ぐ逆転で勝利をもぎ取った金津ナイン。私立2校を打ち砕いた勢いそのままに、夏の王者に立ち向かう。

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