福井工大福井―坂井 散発3安打に抑え、完封した坂井の先発嶋田勘人=福井県営球場

 【第139回北信越地区高校野球福井県大会準決勝・坂井5-0福井工大福井】

 最大の敵は「弱気」。167センチの横手投げ右腕が強気で内角を攻め抜いた。坂井の嶋田勘人は、3試合連続コールド勝ちの福井工大福井を散発3安打で完封。「プレッシャーを自信に変えることができた」と童顔をほころばせた。

 夏の甲子園でベンチ入り。前チームにはエース吉川大翔がいた。新チームになり、「監督に『投手陣は信用できない』と言われ、悔しかった」と嶋田。背番号1をつけた今大会は「当てるのを怖がって内角を攻め切れなかった」というが、強打の相手に「厳しいコースに投げないと打ち取れない」と覚悟を決め、準々決勝後も内角の投げ込みをした。

 立ち上がりを無失点で切り抜けると、八回まで1安打投球。6四死球は「攻めた結果」だ。「両コーナー、低めにきっちり投げていた」と捕手の石川雅晴。マークした相手の3、4番を1安打に封じるなど、川村忠義監督に「きょうは嶋田の出来が全て。ここまで投げるのかというくらい腕を振っていた」と言わしめた。

 四回には、石川が先制のソロアーチで嶋田を援護。バッテリーを中心に、私立の強豪を破った。新チーム後は練習試合も含めて負けなし。決勝は金津との同地区対決となった。「同じ県立校なので負けられない」と石川。甲子園出場校として優勝して北信越大会に臨む覚悟だ。

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