福井県立音楽堂開館十周年記念公演のフィナーレを飾る「観月の夕」が二十四日夜、福井市の同音楽堂野外で開かれた。手作りあんどんの光が揺れる中、音楽愛好家らが合唱や二胡、邦楽など多彩な演奏を繰り広げ、音楽の殿堂の発展を願った。

 音楽を中心にしたまちづくりに取り組む地元の麻生津地区自治会連合会が二年前から開催。同音楽堂十周年に合わせ、記念行事に組み込んだ。

 第一部は、今年結成三十年を迎える地元の「朝六ツ子供太鼓」の勇壮なばちさばきで幕開け。麻生津小合唱団は「ひとつひよこ」など息の合った歌声を響かせた。

 仁愛女子短大生によるフルート主体のアンサンブルで始まった第二部は、マリンバの二重奏、ゴスペルの大合唱などが夜空にこだました。

 野だて茶会のほか、「10周年」の文字をかたどったろうそくを点灯。曇り空で月明かりはなかったものの、地元の園児らが作った約千六百個のあんどんが並び、訪れた人は光と音の幻想的な雰囲気に浸った。日中は、邦楽の魅力を発信するイベントが開かれた。

関連記事
あわせて読みたい