小野寺五典防衛相(左)に北朝鮮弾道ミサイル発射に関する緊急要請書を手渡す西川一誠福井県知事=21日、同省

 北朝鮮の相次ぐ弾道ミサイル発射を受け、西川一誠福井県知事は21日、小野寺五典防衛相に対し、原発の防御や自衛隊の基地整備・部隊配備を行うよう緊急要請した。県内には15基の原発が立地しており、小野寺防衛相は「現時点では(海上自衛隊の)イージス艦などで対応する」と述べた。

 要請は▽原発の防御をどう考え、どのような機能・装備で対応するのか▽福井県嶺南地域に自衛隊の基地等を整備し、部隊を配備する―の2項目。西川知事は「地域の安全をいかに守るか、防衛上、万全の措置を講じてほしい」と訴えた。

 これに対し、小野寺防衛相は「原発が立地する嶺南地域はヘリで上空から視察した。(不測の事態に備え)鯖江にある駐屯地からの経路などさまざまな調査をしている」と強調。「心配もあるかと思うが、イージス艦での対応や緊急時にはPAC3(地対空誘導弾パトリオット)部隊を速やかに展開する。要請はしっかり検討したい」と応じた。

 また、西川知事は首相官邸や水産庁も訪れ、国際情勢など今後の見通しに関する情報提供、避難が必要となったときの対応、漁業者が安全に操業できるよう迅速で的確な情報提供を行うよう3項目を要請した。

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