岡本剛司店長(右)にメッセージを揮毫した若狭高3年の重田麻衣さん=19日、福井県小浜市四谷町

 福井県立若狭高書道部の重田麻衣さん(3年)が19日夕、同県小浜市四谷町のパン屋「ブランジェリーOKAMOTO」に飾るパネルに、同店の思いを記したメッセージを揮毫した。同店の店長から依頼を受け、約1カ月かけて制作。重田さんは「自分らしい作品ができた。制作に関われてよかった」と満足そうだった。

 パネルは縦70センチ、横260センチ。「太陽の恵からの小麦 大地の恵からの水 海の恵からの塩 自然の恵から パンをつくる」と力強くしたためられている。

 きっかけは同店の岡本剛司店長(36)が7月末、同校書道部の作品展「エンドレス・エコー」を訪れ、重田さんの作品に「インパクトがあった」と感銘を受けたこと。以前から「店の7周年を記念し、お客さんに向けて店の思いを表現したものを飾りたかった」こともあり、知人を介して重田さんに揮毫を依頼した。

 重田さんは快諾し8月上旬、メッセージの文面を岡本店長から受け取り、パン作りに対する思いを聞いて制作に取り組んだ。文字の大きさや余白の使い方など試行錯誤を重ね、約1カ月かけて完成させた。

 一番意識した点は見せ方。「店に来るお客さんに思いを伝えるためには、読んでもらうことが大事だと思った」。崩した文体も考えたが、力強く大きな文字で記すことにしたという。

 完成したメッセージを見て岡本店長は「フランス語でパンは男性名詞。それにふさわしいような力強さが表現されている。重田さんに頼んで間違いなかった」と絶賛していた。

 重田さんが揮毫したメッセージは客の目に留まるような場所に飾る予定だという。

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