「何事もチャレンジ」とウインドサーフィンに取り組む下村喜一さん=15日、福井県高浜町和田

 「何事もチャレンジしてみないと」。福井県高浜町の下村喜一さん(79)は間もなく傘寿を迎える高齢だが、ウインドサーフィンで若狭の海を疾走している。還暦を過ぎてから始めキャリアはもう20年近く。体つきは年を感じさせない精悍さだ。好奇心にも衰えはなく、会員制交流サイト(SNS)なども使いこなし「気持ちだけは若くないといけない」と笑顔を見せた。

 ヨットとサーフィンを合わせたスポーツであるウインドサーフィン。水に浮かぶボードに立つことに加え、風を捉えないと進むことができず、難易度の高いスポーツ。筋力やバランス感覚が要求される。

 下村さんがウインドサーフィンを始めたのは60歳を過ぎてから。知人の勧めがきっかけだった。もちろん最初はボードに立つことすらできなかったが「難しければ難しいほど挑戦したかった」と一気にのめり込んだ。翌年には自前のボードを購入し、5年ほど前までは、時間ができると1人で海に向かったという。

 「自然相手なので、毎回状況が違うのが楽しみ。いい風が吹く時のサーフィンは爽快だね」と魅力を語る下村さん。今は体の面も考慮して、孫が来た時にだけ海へ繰り出す。今でも天候を見ていい風が吹くと「きょうはよく走るだろうな」と想像をめぐらすという。

 このほか毎週のソフトバレー、冬にはスキーにも励んでいる。SNSも駆使し「若い人の友達もたくさんいるよ」と胸を張った。今でもウインドサーフィンなどのスポーツを続けられる秘訣を「欲張らず、無理をしないこと」と話す。体調と相談して、できるときに運動することが一番という。「楽しむ気持ちを第一に、できる限り長くスポーツを続けたいね」と話していた。

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