若狭町の瓜割名水を活用した事業を行う第三セクター会社「若狭瓜割」(同町天徳寺)が十八日、ペットボトル飲料水の製造を開始した。

 若狭瓜割は旧会社「日本純水」の経営破たんを受けて町、ウラセ(鯖江市)、おたべ(京都府)の出資で今年八月二十三日に設立された。

 この日は従業員八人が出社し、午前九時半ごろからペットボトル飲料の製造を始めた。瓜割の滝に直結している配管から取った水を機械でろ過し、加熱して殺菌処理してボトルに注入。コンベヤーで流れてきたボトルに従業員が「瓜割の水」と書かれたラベルをかぶせた。キャップやラベルにゆがみがないか検品しながら、賞味期限を印字した。

 約九十分間で五百ミリリットルのペットボトル約四千本が製造された。商品は同町兼田の町物産協会に納品する。後日から、近隣自治体から持ち込まれる水の委託加工や原料水の製造に取り組む。

 ペットボトル飲料水は一カ月あたり五百ミリリットル約五万本、二リットル約三万本を目安に生産する。来年三月の決算までに四千―五千万円の売り上げを目指して経営していく。

 午後からウラセ会長を務める藤江賢治社長が訪れ、従業員を前に「規模を拡大し、地元雇用の拡大につなげることが、この会社の社会的使命だと考えている。衛生面や健康管理に気をつけて業務に励んでください」と訓示した。

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