揚げたてのアラレガコを試食する児童ら=15日、福井県永平寺町志比小

 九頭竜川に関する環境教育を進めている福井県永平寺町志比小で15日、アラレガコの生態学習と試食会が行われた。児童は初めて味わうアラレガコに興味津々の様子で箸を付け、淡泊で上品な味を満喫していた。

 アラレガコは同県大野市から福井市の九頭竜川流域に生息し、生息地は国の天然記念物に指定されている。4年生児童25人が同県小浜市で養殖された成魚50匹を使い唐揚げに挑戦した。

 養殖技術開発を行っている県立若狭高の新谷勝利教諭(46)の指導で、火が通りやすいよう背中に包丁で切れ目を入れていった。約20センチほどのアラレガコは体表が粘膜で覆われ、触った児童たちは「ヌルヌルする」と驚いた様子。油で約20分間揚げると香ばしい臭いが教室に漂い、揚げたてを児童はほおばった。

 最初はその姿の珍しさに恐る恐る食べていた児童も次第に箸が進み、完食していた。山本麻衣さんは「魚は大好き。アラレガコはちょっと味は薄めだったけれど、おいしかった」と話していた。

 サクラマス保全活動を行っている団体「サクラマス レストレーション」の安田龍司代表による九頭竜川の生き物を紹介する講演もあり、子どもたちは資源に恵まれた身近な川の素晴らしさを実感していた。

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