揮毫したメッセージを披露する福井県立羽水高書道部員=16日、福井市の県立図書館

 あやしい話はまず相談―。特殊詐欺や悪質商法による高齢者の被害を防ごうと、福井県内22高校の書道部員が啓発メッセージを揮毫した22種類のしおり千枚を作成。16日、福井市の県立図書館で羽水高の書道部員が来館者に配った。メッセージを大書きするパフォーマンスも披露し、注意を呼び掛けた。

 県が9~10月に展開する「高齢者の消費者被害未然防止キャンペーン」に協力した。活動第1弾のこの日は「その電話詐欺かも」「ATMでお金は戻らない」などと書いた縦15センチ、横5センチのしおりを、羽水高生が配布。来館者の前で、5人が「特殊詐欺撲滅!」「いりません! 断る時はハッキリと」と縦135センチ、横30センチの紙に力強く揮毫した。

 部長の井上真実さん(2年)は、祖母と同居する自宅の固定電話に不審な電話が何度かかかってきたといい「詐欺は人ごとではない。気を付けてほしいという思いが高齢者に伝われば」と話していた。

 同市の男性(70)は、還付金詐欺の被害に遭いかけた友人に渡そうとしおりを受け取った。「自分は大丈夫だと油断している部分がある。自分も気を付けたい」と話していた。

 羽水高生が揮毫した作品は18日まで同図書館に展示する。活動第2弾の10月1日は、大野高と仁愛女子高の書道部員が、JR福井駅で、音楽に合わせた啓発メッセージの揮ごうパフォーマンスを披露する。しおりも配る。

 電話相談は消費者ホットライン188、警察相談電話#9110。

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