日本人初の100メートル9秒台が樹立されたコースで快走する児童たち=14日、福井市の県営陸上競技場

 いつか桐生選手みたいに走りたい―。陸上100メートルで日本人初の9秒台がマークされた福井市の福井県営陸上競技場で14日、記録樹立後初めての陸上競技会となる第66回市小学校連合体育大会が開かれた。桐生祥秀選手(東洋大)が9秒98をたたき出した5レーンを走り「うれしい」「速く走れた気がする」という児童たち。自己ベストを更新した子もおり、児童たちにも桐生フィーバーが広がった。

 9秒台が樹立された陸上の日本学生対校選手権男子100メートル決勝は9日行われた。出場レーン自体は記録樹立前に決まっていたが、児童たちの間では「桐生選手の5レーン」を走れるかどうかで話題になったこともあるという。

 100メートル走には6年生の男女約100人がエントリー。5レーンを走った山田愛斗君(松本6年)は「桐生選手が走ったところだから速く走れた気がする。いつか桐生選手を抜けるよう頑張りたい」と夢を膨らませた。森川琉斗君(酒生6年)も「9秒台を出した5レーンで走ることができてうれしい。自己ベストでした」と笑顔を見せた。

 レーンは違うが、この日最速の12秒54を出した高橋優矢君(円山6年)は「いつものグラウンドとは違った。目標のタイムを出して全体1位になれて超うれしい」と話した。小島敏弘大会長は「桐生選手のように目標に向かって頑張る子が1人でも多く増えてくれればうれしい」と目を細めた。

 100メートル第1レースでは、歴史的レースと同様、福井陸協の福岡渉さんがスターターを務める演出があり、競技を盛り上げた。競技場前に設置された桐生選手の快挙を祝う看板の場所では、記念撮影する児童や保護者もいた。

関連記事
あわせて読みたい