昨年の福井マラソン=2016年10月

 スポーツの秋、屋内外で運動に取り組む人が増えてきた。9月に入り、朝晩は過ごしやすくなったが、日中の気温、湿度は高い日があり、熱中症にはまだまだ注意が必要。福井県内の医師は「準備運動や気候に応じたウエアの選択、経口補水液の摂取を心掛けてほしい」としている。

 熱中症は高温多湿、無風、日射が強い気候時に起こりやすく、体調不良、寝不足、脱水などが要因となる。めまい感、だるさ、ふらつき、ぼーっとするなどの症状が前兆となる場合がある。

 9~11月は全国的にマラソン大会が多いシーズン。10月1日には県内最大の「福井マラソン」が行われる。「マラソンや長距離ランニングは熱中症になる危険が高い」と県済生会病院救急センターの又野秀行医長(42)は指摘する。マラソン大会に出場する場合、体調を整えた上で出走することはもちろん、ペース配分、適切な給水、用具(シューズ、ウエア)に慣れることが重要だという。

 「特に高齢者は小まめな水分や糖分の補給を心掛け、経験のある人でも無理をしないようにしてほしい」。もし熱中症になったときは、日陰の風通しのよいところで横になり休息し、適宜水分補給することだ。体調不良を事前に自覚しているならば、出場をあきらめる決断も必要という。

 適切な水分補給の量やタイミングは体格や体力面の個人差が大きく、一概には言えないが、一般的に走行距離が長いほど、水分だけでなく塩分、糖分の補給が大切になる。又野医長は「本番前の練習は給水のことも想定して行ってほしい」と呼び掛ける。

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