関西電力は十四日、定期検査中の美浜原発2号機(加圧水型軽水炉、出力五十万キロワット)の原子炉補助建屋で十三日に、ごく微量の放射能を含む水約百三十リットルが漏れたと発表した。放射能量は約二千八百ベクレルと推定され、国への報告基準三百七十万ベクレル以下。外部には出ておらず、周辺環境に影響はないという。

 関電によると十三日午前十時半ごろ、同建屋の最下階にいた協力会社の作業員が、上階の開口部から水が落ちているのを見つけた。当時、一次系純水タンクとホウ酸タンクの清掃に使った水を、床ドレン系統に排水する作業中で、すぐに中断した。同系統の配管がつまり、開口部周辺の側溝から水があふれたとみられ、原因を調べている。

 一方、営業運転中の大飯1号機(加圧水型軽水炉、出力一一七・五万キロワット)で八月、非常用ディーゼル発電機のパッキン一カ所が破断し放射能を含まない水が漏れたトラブルは、パッキンを固定する接合部の締め付け不足が原因と分かった。

 対策として、今後は締め付け量を計器で測定するよう手順書に明記。経年劣化を考慮し、現在十年に一回の交換周期見直しを検討する。

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