中部縦貫自動車道永平寺大野道路の開通を記念して通り初めする関係車両=7月8日、福井県永平寺町浅見

 リクルートライフスタイル(東京)の「2016年度じゃらん宿泊旅行調査」の都道府県別詳細が、金沢市内で開かれたセミナーで公表された。福井県の旅の満足度は26位。舞鶴若狭自動車道の全線開通や北陸新幹線金沢開業といったイベントが続きながら、40位台に低迷していた14、15年度から大幅に改善した。

 満足度を個別の項目で見ると、食(26位→5位)、土産物(35位→13位)、宿泊施設(40位→28位)が伸びており、福井旅行の質の向上が見てとれる。

 旅行者を性別や年代別に見ていくと、16年度は50~79歳男性が55万人と、前年の40万人から大幅に伸びた。旅の種別では、小学生以下の子どもを連れた家族旅行が全体の20・4%を占め、14年度の17・4%、15年度の18・4%から増加の一途をたどっている。延べ宿泊旅行者は152万人と全国35位ではあったものの、伸び率では全国2位(11・5%増)だった。

 同社じゃらんリサーチセンターの沢登次彦センター長は「県立恐竜博物館効果と、三国・あわらエリアの越前がにの需要、北陸新幹線延伸2年目で『今年は金沢の先へ』という需要が重なった」とみる。旅行者の出発地別で上位15都道府県に入った関東地方(東京、神奈川、埼玉、千葉)の割合は15・7%で、前年度から1・6ポイント上昇している。

 一方、気掛かりなデータもある。総合的な満足度はリピーターの方が高いものの、子どもが楽しめる施設の満足度は初回訪問者の33%に対し、リピーターは20%。今後の来訪意向は全国40位に低迷している。これらの傾向は14、15年度から変わっておらず、リピーター対策が急がれる。

関連記事
あわせて読みたい