◆今年のOCサミットの成果

 前回に続き、女性グループ「夢みらいWe」の代表で、「全国OCサミットin鯖江」の副実行委員長を務めた栗山祐子が全国OCサミットについて書きます。

「全国OCサミットin鯖江」の様子

 9月2日(土)サミット当日は、すがすがしい秋風が吹く素晴らしいお天気に恵まれ、午前10時「市民主役で輝く女性」の紹介映像が会場に映し出され、サミットが開会しました。
 前回のコラムにも書きましたが、昨年のサミット開催実績や残された課題を踏まえ、市民主役事業をより充実させ、ますます女性の地域活動を活性化させるためには、何が必要かを検討しました。今年は特に、3番目の目標【「参加」から「参画」へ主体性を引出し、団体事業の見直し(取捨選択)をすることで、やりがいある活動に。】を重点的に取り組みたいと考え、徹底した話し合いをめざしました。

 今年のOCサミットの目的は次の4つです。

1.「市民主役・市民協働のまち鯖江」で頑張っている女性たちが県内外の人達と情報交換すること。
2.様々な世代が交流しともに学び合い連携することで、まちづくりを強固なものにし、新たな埋もれたリーダーを発掘する。
3.「参加」から「参画」へ主体性を引出し、団体事業の見直し(取捨選択)をすることで、やりがいある活動に。
4.「OC」の概念を、鯖江から全国へ発信

 サミットでは、全日本おばちゃん党代表代行の谷口真由美さんが「おばちゃんパワーが地域を変える、世界を変える!」と題して講演しました。

 興味深いお話として、
 ・活動内容を決定する場の男女の割合で女性の比率が3割を超えると必ず活性化に向かう! 日本の「ジェンダーギャップ指数」世界144か国中111位という現実。女性の社会進出や評価については、まだまだ差別があるということ
 ・リーダーは常に孤独。リーダーの思いや発言に対し「いいね」(共感)を伝えることができる仲間を作ることが、新たなリーダーを育てることになる。
 ・女性の活動を継続させるには、身近な人(パートナー・家族)の支援が不可欠。    ・「ありがとう」「ごめんなさい」「おめでとう」の言えない人が多い。特に男性は、口に出すことが大事。そして、性別・年齢を問わず、相手の人格を尊重することが基本である。

 大変参考になりました。

昨年のOCサミットからのつながり“マリアハープの合同演奏”

 この他、交流会で親睦を図ったり、参加者全員が必ず話すことをめざしてワークショップを行ったりしました。

 昨年12人のグループでの意見交換会をしたのですが、人数が多すぎて声が届かず、思うように話せなかった反省から、今年は6人の小グループにして、自分の思いをふせんに書いてから話し合いをしました。
ワークショップで出された課題や解決方法は、パネルディスカッションで共有しました。

◆さて、次の開催はどうする?

 これが、最も困難な問題です。
 参加者の多くも、主催者である鯖江市も、是非来年も開催してほしいとの希望を持っています。
 実行委員として参画した市民はどんな思いでいるでしょうか?
 開催できたことの喜びや充実感、今回新しくできた人と人のつながりは、十分すぎるほど感じていますし、継続開催の必要性も感じているかもしれません。
しかし、「さあ、来年もやろう!」と気持ちをまとめるには、今回の開催以上の力が必要です。それは、このサミットが一つ一つ積み重ね作り上げるものだからです。
 まず、今年の総括を行ない、何が課題として残ったのかを掴まなくてはなりません。その課題をもとに次回のテーマと目的を決め、賛同し参画したい人(実行委員)を募ります。そして、リーダー実行委員長を決めて、必要な部会に分かれようやく出発となります。
 このプロセスをとるためには、やはり1年ほどの準備期間が必要だと思います。大まかな事業内容と予算を決めて、鯖江市との予算化についての協議をしなければならないからです。
 市民主役・市民協働の事業は、このような丁寧な取り組みが必要なのではないでしょうか。開催することが目的にならないように、行政と共に考えたいと思います。(福井県鯖江市 栗山祐子)

  ×  ×  ×

このコラムに対するみなさんのコメントをFacebookで受け付けています。

 ⇒ゆるパブリックの公式サイト

 【ゆるパブコラム】福井の若者や学生、公務員、起業家、経営者、研究者などがゆるくつながり活動する一般社団法人ゆるパブリック(略称:ゆるパブ、2015年福井に設立)が、さまざまな視点から福井のまちの「パブリック」に迫ります。ゆるパブメンバーを中心に執筆中。

 

関連記事
あわせて読みたい