細部までこだわった20点が並ぶ作品展=4日、福井県越前市いまだて芸術館

 アニメや映画に登場する建物のジオラマ模型を並べた「立体間取りの世界展」(福井新聞社後援)が、福井県越前市いまだて芸術館で開かれている。坂井市の男性が手掛けた「サザエさん」の磯野家や坂本龍馬が襲撃された旅籠(はたご)「寺田屋」など、緻密な20点が並ぶ。24日まで。

 制作したのは、模型作家のタカマノブオさん(54)。約30年前に自宅を新築した際、建築士の描いた間取り図を見て住宅模型作りに熱中。その後、厚紙や木材、プラスチックを使って、アニメや映画関連の建物を手掛けるようになった。

 2015年には坂井市に展示スペースを備えたカフェをオープンし、16年に都内の「ホテル雅叙園東京」(旧目黒雅叙園)で開かれた「神の手ニッポン展」に出品した。

 今回は、修理中の1点を除くこれまでの全作品を展示した。03年に初めて手掛けた磯野家は、テレビ局に展示されている模型を見学して間取りを研究。「恐怖マンガ家『楳図かずお邸』」は、ステンドグラスの模様が楳図さんの作品「森の兄妹」のイラストになっている。最新作の「寺田屋」は、龍馬の没後150年に合わせ、今年取りかかったという。

 大きさはアニメや映画に登場する建物の40分の1で、横幅が30~60センチのものが多い。タカマさんは「照明や調度品で生活感を出しているのがこだわり。主人公と一緒に暮らしているような気分で楽しんでほしい」と話している。入場無料。

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