継体大王の即位千五百年を記念したイベント「継体大王即位1500周年物語Ⅰ」は九日、福井市のフェニックス・プラザで開かれた。継体ゆかりの自治体の児童が継体にちなんだ史跡や文化を取材、学習した成果を披露。敦賀市出身のジャズダンサー、三代真史さんらが創作舞踊で継体の生涯を表現し、約千四百人の観衆を魅了した。

 民間の顕彰団体や経済界、行政でつくる記念事業実行委員会が企画した。
 「郷土の継体大王子ども研究発表会」には、本県の三グループをはじめ、継体生誕の地・滋賀県高島市や即位の地・樟葉宮があったとされる大阪府枚方市の児童らが壇上で成果を披露した。
 坂井市鳴鹿小は、地元の六呂瀬山古墳1号墳が百四十メートルと北陸最大であることを紹介。「標高二百メートルの山にこれだけの古墳をつくるだけの力がある、実り豊かな土地だった」と発表した。また、大王を鎮魂する儀式「巫女(みこ)の舞」を映像で紹介した。

 鯖江市河和田小は、児童四人が越前漆器と継体のかかわりについて紹介。即位前の継体が同地区の桃を求めて訪れた際に冠を落としたが、地区の塗師が修復。そのことに感動して漆器製造を奨励したという伝説や、継体にちなんだ地区行事について説明した。


 越前市花筐小の謡曲クラブは、継体と照日(てるひ)の前(まえ)の恋物語を歌った謡曲「花筐(はながたみ)」を披露した。


 創作舞踊「継体大王物語」では、三代さんを中心に、鯖江体操スクールの四十一人が継体大王の生涯を現代舞踊で表現。壮大な振り付けの中に宙返りやリフトなどアクロバティックな動きを入れ、場内からは大きな拍手が送られていた。


 永平寺町出身の和太鼓奏者、谷口卓也さんによる演奏や松岡中の生徒や地域の愛好家を中心にした合唱サークル「コールフロイデ」による歌も披露された。

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