加工され色合いを増した「すこ」=6日、福井県大野市稲郷の上庄農産加工

 福井県大野市稲郷の食品製造会社「上庄農産加工」では、サトイモの一種「八ツ頭芋(やつがしらいも)」の芋茎(ずいき)を酢漬けにした同市特産「すこ」作りがピークを迎えている。昔と変わらない味付けで、加工場には甘酸っぱい香りが漂う。

 すこは深みのある赤色とシャキシャキとした食感が特徴。同社では8月初旬に製造を始めた。従業員らが水洗いや脱水など各工程に分かれて作業し、酢や砂糖で味付けして完成。色、味ともに深みを増したすこが並ぶ。9月中旬まで計約6トンを加工する。

 10日以上寝かせた後、主に北陸3県のスーパーなどに届けられる。そのまま食べるのが一般的だが「従業員の中ではパスタやちらしずしに混ぜるのも人気」と清水文子工場長(68)。「手間を惜しまず、伝統の味を届けたい」と作業に精を出していた。

 
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