◆「天神様」、「玉手箱」

 福井に伝わる「天神様」、「玉手箱」というテーマ―を目の前にする今、現時点においても、私たちにも何かそこからの働きかけがあるような思いがするのです。

 この夏はとても長く、暑く感じられた夏でした。とりわけ夏までの日々には熱く思われるできごとがいくつも重なっておりました。降ってわいたような出会や、それらの出会いが思いがけない結びつきとなってつながり合っていくことにも目を見張る思いでした。

◆ 「農」と「食」、そして「医」と「食」との結びつき

――5月14日から6回にわったって鯖江で行われてきている「自然栽培実践塾」との出会い――

 我が家でのこれまでの味噌作りの要となる麹との出会いで、そこで使われる材料の米や大豆は無肥料、無農薬の自然栽培で作られているということは聞いていました。それを聞いて、かすかな疑問ではあったのですが、どうして無肥料でも作物が育つのだろうか?という思いはあったのです。しかし、これまでやってきた家庭菜園のやり方に安住していた私にはそうした域を超えてまで知ろうとする思いなど全くなかったのです。が、知人の紹介がきっかけでそうした思いに、半ば自分を押し出すような思いで参加させていただくようになった「自然栽培実践塾」。土の中での野菜たちの根の育ちに於いての、それぞれの見えない関係性や、養分の互助作用などについて改めて教えていただき、農業のさらに奥深い一端や、実際に仕事として自然栽培と取り組んでおられる方々の前向きのピュアな開拓精神、そこで出会う様々な壁への新たな挑戦を目の当たりに見聞きさせていただくことが参加させていただくことの楽しみにもなってきているのです。それぞれが持参した、自分のところで採れた野菜などで作られたお弁当を皆で分かち合っていただく昼食もとても楽しい一時なのです。

・「医」と「食」のつながり。

――病気の治療において県内のお医者さんによる食事、及び食事療法の重要さについての講演――

 県外、独身のまだ若い男性の方で福井に単身赴任されておられて、毎日の食事は大半、外食やスーパーなどで出来合いのものを買ってまかなっておられるという幾人かの方々が身近におられます。私の知らない世界でもそうした人はたくさんおられることと思います。また、これまで身近な人の闘病生活の「食事の在りよう」を通して、「病」と「食」あるいは「医」と「食」のつながりの重要性を痛切に感じてきております。

 そうしたことを目の当たりにする中で、こうした県内のお医者さんによる、「医」と「食」のつながりについての講演は、それをみんなで共有しようという熱い思いで講演を準備された方々の思いと共に、また一つの新たな動きが世に動き始めたなあという喜ばしい思いで受け止めさせていただくのです。

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