国語Aの試験に臨む児童=4月18日、福井市中藤小

 文部科学省は28日、小学6年と中学3年の全員を対象に4月に実施した2017年度全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果を公表した。都道府県別に公立校の各教科の平均正答率をみると、福井県は中3の国語Aと数学A、Bが全国1位だった。中3国語Bと小6算数Bは2位、小6算数Aは3位、小6国語A、Bは4位だった。福井県教委は「10年連続で全国トップクラスを維持した」とした。

 学力テストの結果、問題と解答 >>

 テストは国語と算数・数学の2教科。ともに基礎知識を問うA問題と知識の活用力をみるB問題が行われた。17年度は国公私立の小中計約3万校の約203万7千人が参加。文科省は平均正答率について過度な競争をあおらないようにと今回から小数点第1位を四捨五入し整数値で公表した。

 福井県内では271校(公立267小学・中学、国立1義務教育学校、私立3中学)の計1万4076人が挑んだ。内浦中は対象の3年生がいなかった。

 福井県の中3の平均正答率は、国語Aは初の全国1位で82%(全国77・4%)、2位の国語Bは77%(同72・2%)で、ともに前回の4位から順位を上げた。数学Aが73%(同64・6%)で10年連続、数学Bは54%(同48・1%)で5年連続の1位。

 小6は算数Aが82%(同78・6%)で、前回1位から順位を二つ下げた。算数Bは51%(同45・9%)で前回3位から一つ順位を上げた。国語Aは78%(同74・8%)で二つ上昇、国語Bは60%(同57・5%)で一つ順位を下げた。

 福井県教委は今回の結果について「全国学力・学習状況調査の結果や、12月に県教委独自で行っている学力調査(SASA)から課題を分析し、授業改善につなげている成果が今回の好結果につながった」とした。

 都道府県別の平均正答率の上位は福井や秋田、石川、富山などが占める固定化が継続。教育行政の権限拡大に伴い今回から公表された政令市は20市の半数以上が、国語、算数・数学の各教科で全国平均正答率を上回った。

 一方、全国の平均正答率は各教科とも基礎的なA問題より活用力をみるB問題が5・2~32・7ポイント下回った。資料に基づいて考えを書く問題の正答率が低いなど例年と同様の課題が示された。

 福井県内の市町別成績については、県教委は公表せず、17市町教委に判断、対応を委ねる方針。

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