島津博文被告の判決公判があった1号法廷=28日、福井地裁(代表撮影)

 福井市職員としての職務上知り得た元同僚女性の個人情報をインターネット掲示板に書き込み、漏えいさせたとして、地方公務員法違反(守秘義務違反)の罪に問われた同市、市職員島津博文被告(48)=起訴休職中=の判決公判が28日、福井地裁であった。渡邉史朗裁判長は「市民の信頼を大きく損なう行為で、同僚職員にも大きな不安を与えた」として懲役6月、執行猶予3年(求刑懲役6月)を言い渡した。

 判決理由で渡邉裁判長は、書き込みが被告宅の無線LAN機器を経由していたことや、被告の職場の机から押収されたマイクロSDカードに元同僚に対する不満や恨みの文章、個人情報が書かれたファイルが保存されていたことなどから、島津被告が投稿したと認定。一貫して否認するなど「反省の情は見受けられない」と述べた。弁護側は、第三者が被告宅の無線LAN機器に接続して書き込んだ可能性があるなどと無罪を主張していた。

 判決によると、島津被告は2014年9月20日午後6時半ごろと同6時55分ごろ、自ら管理していた職員データで知った元同僚の住所、電話番号、生年月日を、不特定多数が閲覧可能なインターネット掲示板上に書き込んだ。

 地方公務員法では、禁錮以上の刑が確定すると失職する。

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