記者会見で意気込みを語ったランデン・ルーカス=7月、東京(ALVARK TOKYO提供)

 戦う姿勢は福井で培った―。9月29日に開幕するバスケットボール男子のBリーグ、アルバルク東京の新戦力、ランデン・ルーカス(23)。大学時代に米国代表に選ばれた逸材だが、実は小学時代を福井県内で過ごした。「基礎的なプレーや一生懸命戦う姿勢を学んだ場所。今でも思い入れは強い」といい、日本で活躍を目指す原動力になっている。

 米国生まれのルーカスは、親の仕事の関係で小学5年のときに来福。6年夏から福井市のミニバスケットボールチーム「啓蒙スポーツ少年団」に入り、半年間在籍した。

 現在身長2メートル超の大型センターは、小学生ですでに170センチ超え。当時から指揮を執る石崎幾世監督は「パス、シュートセンスはピカ一だった」と振り返る。一方、本格的に競技するのは初めてだったため「基本は全然だめ。組織で戦う日本式のスタイルにも苦労していた」(石崎監督)。

 それでも、持ち前の運動能力で上達速度はすさまじかったという。「チームメートとは仲が良くよく助けてもらった」とルーカス。今でも会員制交流サイト(SNS)でやりとりする当時の主将、神田元大さん(24)は「頼れる存在。バスケの知能が高く、監督にも平気で意見をぶつけていた」と思い出す。

 中学からは再び母国に戻り、今年カンザス大を卒業。そして、7月に東京に新加入した。石崎監督、神田さんともに「活躍が楽しみ。立ち向かっていくプレーをみせてほしい」と期待を寄せる。

 周囲からは日本代表として東京五輪出場へ、との声も挙がる。だが当の本人は「先のことは分からない。まずは東京でチャンピオンになることが目標」と言い切る。ゴール下で大暴れする彼のプレーに注目だ。
 

関連記事
あわせて読みたい