自然、生活環境の向上を目指し有識者が意見交換する県の「環境ふくい創造会議」の第二回会合が二十九日、福井市の県国際交流会館で開かれた。各分野の第一人者らが、循環型社会の実現や地球温暖化防止などの分野で提言した。


 第一回会合では、三方五湖や里地里山の保全など自然環境分野で意見が交わされた。今回はメンバーを一部入れ替え、中央環境審議会委員で岡山大学大学院の田中勝教授や、レジ袋削減などに取り組む量販店の代表ら委員七人が出席した。


 循環型社会の実現について、「市民の草の根運動を広げるために、集団回収の参加率や回収量で日本一を目指してほしい」「福井には昔ながらの民家が多く、古くて良い品物が眠っている。神田の古本街やヨーロッパのアンティーク街のように、個性的、魅力的な住民参加のフリーマーケットを設置しては」などの意見が出された。


 地球温暖化対策として「政府が提案しているラインに沿って、県民一人、一日当たりの具体的な削減目標を設定すべき」「市販の牛乳パックなどにバスや鉄道の割引券を付けて、車からの乗り換え促進キャンペーンを展開しては」「車での通勤者の相乗りを進める運動に取り組んでほしい」などの声が挙がった。


 県は来年十月に「自然と生活環境日本一」と題した環境計画を策定する考え。二回の会合で出た意見を事務局案としてまとめ、計画を審議する県環境審議会に提案する。

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