トンネル崩落を想定し救助訓練に取り組む参加者=27日、福井県南越前町鋳物師の日野川河川敷

 大雨や地震を想定した福井県総合防災訓練が27日、同県南越前町南条地区の日野川河川敷を主会場に行われた。崩落トンネルからの救助、孤立地区での臨時ヘリポート設置や急病者搬送に初めて取り組み、関係機関の連携強化に努めた。

 台風による大雨の影響で同町に氾濫危険情報と土砂災害警戒情報が発表された後、同町を震源とする震度6強の地震が発生。浸水や土砂災害、火災、ライフラインへの被害が相次いだとの想定で実施した。県や同町、越前市、警察、消防、自衛隊など官民合わせて約1100人が参加。昨年同様、負傷者数や被害状況を事前に明かさない「ブラインド型」とした。

 初の崩落トンネル救助訓練は、河川敷に模擬トンネルを設けて実施した。消防と警察、自衛隊が連携し、出入り口周辺の土砂を除去。長さ30メートルのトンネルに入り、取り残された乗用車や小型バス計3台の中にいた13人を救助した。

 臨時ヘリポートの設置訓練は、越前市武生六中グラウンドであった。自衛隊のヘリ2機が孤立集落の住民を救助、緊急物資を搬送した。

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