サイバー防犯を啓発しようとユニット「サイバニクス」を結成した福井大の女子学生たち。左から大久保遥さん、西永恭子さん、吉村友初さん、三好結月さん=26日、福井市のアオッサ

 サイバー犯罪に対する備えを若者目線で啓発しようと、福井大3年の20歳の女子学生4人がユニット「サイバニクス」を結成し26日、活動を始めた。会員制交流サイト(SNS)を使う際の注意を呼び掛けるチラシを作り福井市内で配ったほか、ツイッターでの情報発信もスタート。今後は啓発ソングを制作して動画で配信するほか、ライブ活動も計画している。

 4人は大久保遥さん、吉村友初さん、西永恭子さん、三好結月さん。同大教育学部の岸俊行准教授(教育心理学、教育工学)のゼミ生で、今年5月に福井県警からサイバー防犯ボランティアに委嘱され、活動内容を自分たちで考えたという。

 4人ともSNSの利用経験があり、知らない人からメッセージが届いたこともあった。「安易に写真やコメントを投稿すると、個人情報が漏れて犯罪に巻き込まれる恐れがあり、自衛意識が必要」。自分たちが出演する啓発動画を作って発信すれば、同世代ををはじめ多くの目に留まるのではと、大学の授業「地域課題ワークショップ」の一環で、ユニット活動をすることにした。

 26日に福井市のハピリンの屋根付き広場ハピテラスと、アオッサで開かれた県警主催の広報イベントで活動をスタート。「広報担当」の吉村さんの原案を基に4人でデザインを決め、西永さんがパソコンで制作した3種類の啓発ポスターを展示し、そろいのワンピース姿で来場者にチラシを配った。

 啓発ソングの制作にも既に着手している。音楽系サークルに所属する三好さんが、アイドルの曲を大量に聞き込んで構想を膨らませ、パソコンで作曲。今後は4人で歌詞と振り付けを考え、動画を撮って配信するほか、イベントでのライブ活動も視野に入れている。

 リーダーの大久保さんは「表に出て活動することに恥ずかしさもあるが、私たち目線で同世代に、安易なインターネット利用の危険性を伝えていきたい」と話している。

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