県内経済界の各種団体や商工会議所のトップらが集い、今後の経済情勢などをテーマに論議する初の「県経済界サマースクール」は二十七日、一泊二日の日程で勝山市のホテルハーヴェストスキージャム勝山で始まった。著名な講師陣を招き、意見を交換した。

 繊維、機械、建設業などの団体や商工会議所の正副会頭ら約五十人が参加、来賓として西川知事も出席した。主催の県経団連の江守幹男会長は「ユニークな会合が企画できた。一晩泊まって、肩ひじ張らずいろいろなテーマで語り合えれば」とあいさつした。

 「新経済成長戦略とこれからの企業」と題し、杉山秀二・前経済産業省事務次官が講義。国の同戦略が策定された経緯やエピソードを披露した上で、「企業間格差が叫ばれているが、実は業種や製品の格差が根本にある。経営者が経営戦略の中で、どこに(社運を決める)“札”を張るかが問われている。人事にもポリシーを持ってほしい」と強調した。

 講師とのディスカッションもあり、参加者からは「経営者は受難の時代。グローバル化、技術進歩、環境問題などが絡み分かりにくく、札を張りにくい」「世界を相手に経営しているが、不安にあることもある。このまま突き進んでいいのだろうか」などの意見や質問が出ていた。

 外交ジャーナリストの手嶋龍一氏や福井市出身の直木賞作家、藤田宜永氏の講義もあり、それぞれにディスカッションが繰り広げられた。

 夜は夕食を囲み懇談会があり、参加者の大半が宿泊。二日目は朝食を取って解散する。

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