「明治150年記念」の冠称を決めた国体・障スポ福井県実行委の第3回総会=23日、福井市の福井商工会議所ビル

 2018年秋の福井しあわせ元気国体、福井しあわせ元気大会(全国障害者スポーツ大会=障スポ)の福井県実行委員会の第3回総会が23日、福井市の福井商工会議所ビルで開かれ、明治維新から150年の節目に開かれる両大会の正式名称に「明治150年記念」の冠称を付けると決めた。25日の日本体協国体委員会で最終決定し、正式名称は「明治150年記念 第73回国民体育大会」「明治150年記念 第18回全国障害者スポーツ大会」になる。

 県実行委事務局の県国体推進局によると、7月にスポーツ庁から冠称の検討を打診された。25日以降に作るパンフレットやチラシといった印刷物などに冠称を入れるが、両大会の愛称「福井しあわせ―」には付けない。県は当初から、市町と連携して来年に計画しているイベント「幕末明治福井150年博」を、国体の文化プログラムとして開く方針だった。

 国体・障スポの冠称は、1968年の福井国体の「明治100年記念」、73年の沖縄国体の「(本土)復帰記念」、2009年の新潟の「天皇陛下御在位20年記念」、11~15年の「東日本大震災復興支援」、16年の岩手の「東日本大震災復興の架け橋」といった例がある。

 総会には県、市町、競技団体などから約200人が出席した。県実行委会長の西川一誠知事は、冒頭のあいさつで冠称に触れ、「幕末明治に活躍した先人、歴史的な事柄をしのぶことは本県としてふさわしい」と述べた。

 議事では、佐藤正雄県議(共産党)が「かつて多くのスポーツ選手が戦場に散った。明治150年全体を美化するような冠称は、県民全体の合意は得られない」と反対。県議会スポーツ促進議連の山岸猛夫会長(県会自民党)は「国体は青少年のスポーツ振興、健全育成に大きく貢献している。明治150年記念と銘打ち、国体を盛り上げることが、県民意識の醸成にもつながる」と賛成した。他に発言はなく、冠称が承認された。

 冠称を巡っては、県労連や県高教組、新日本婦人の会県本部など7団体が22日、「国体と明治は全く関係なく、『戦争の100年』を想起させる」として県に反対を申し入れた。

 総会ではこのほか、企業や団体、個人からの募金・協賛金が、目標の5億円に対し、16年度末で4億6375万円に達したと報告された。

関連記事