継体大王当時から続く丹南地域のものづくりの技を子どもたちが体験する「古代体験キャンプ」が二十四日、福井県越前市内で始まった。子どもたちは二十六日までの三日間、紙すきや織物、打刃物など当時の技術に挑戦する。

 丹南地域の官民でつくる「こしの都千五百年プロジェクト実行委員会」が主催。継体大王即位千五百年を記念して十月に開かれる大祭のプレイベントとして、大王当時から脈々と受け継がれてきたものづくりの技を子どもたちに体験してもらい、共同作業をする大切さなどを学んでもらおうと企画した。


 キャンプには、県内の小中学生約百人が参加。同市花筐小で開かれた開会式では、同実行委青年・子ども部会の石川満夫部会長が「自分で作ったものを自分で使い、他人にも使ってもらえる喜びを味わってほしい」とあいさつ。ボーイスカウト武生第五団の指導の下、小学三―五年生と小学六年、中学生の二グループに分かれて行動を開始した。


 このうち、小学三―五年生は同市内のタケフナイフビレッジ、手織りでの布作りを行う月尾ており工房の二カ所に分かれてものづくりを体験。


 タケフナイフビレッジには二十人が訪れ、ペーパーナイフ作りに挑戦した。銅板をたたいて伸ばし、はさみとヤスリで思い思いに成形する昔ながらの方法。子どもたちは汗をぬぐいながら、作業に熱中していた。


 子どもたちは二十六日までの三日間、同市八ツ杉森林学習センターに宿泊。和紙やうるし工芸品など、古代から続く技を体験する。古代料理作りにも挑戦する。


 このほか、同日の午前中には、今立ライオンズクラブ主催の小学生写生大会も開催。同市と池田町の小学三―六年生約四百人が、大王ゆかりの花筐公園、越前の里味真野苑、大滝神社の三カ所に分かれて古代のロマンをキャンバスに描いていった。

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