2018年夏の供用開始に向け、着々と工事が進むえちぜん鉄道の新たな福井駅舎。2階にはホームの土台が完成し、レールが敷設されている=福井市日之出1丁目

 えちぜん鉄道の高架化に伴い、新たな福井駅舎の工事が本格化している。仮駅舎の北陸新幹線福井駅部の東側で屋根や外壁を整備しており、来年3月ごろに上屋が完成する予定。その後、1階の施設整備を経て来夏の供用開始を目指している。

 新駅舎は、福井県の福井駅付近連続立体交差事業で整備される。広さは改札やコンコースなどのある1階が約千平方メートル、2階はホームと車両を一時的に止めておく留置線部分を含めて約1700平方メートル。「周辺と調和した人に寄り添うようなあたたかい駅舎」をコンセプトに、巨大な木造アーチがシンボルのJR高知駅など全国の有名な駅舎デザインを手掛けている東大名誉教授の内藤廣氏が監修した。

 自然光を取り入れるため、外観東側2階部分を全面ガラス張りにし、天井や壁の内装には県産材をふんだんに使う。お年寄りや体の不自由な人が利用しやすいよう、エスカレーターやエレベーターを設けてバリアフリーに対応する。

 県都市計画課によると、資材の調達を済ませた後、今年3月に着工した。現在は、足場が組まれた現場で、作業員らが屋根や外壁の整備に汗を流している。1面2線の島式と呼ばれる長さ約45メートルのホームの土台部分は既に完成し、レールが敷設されている。外観東側2階部分の全面ガラス張りの工事は8月下旬ごろ、県産材を使った内装工事は9月ごろに着手予定。順調に進めば、来年3月ごろに和風でモダンな上屋が完成する。

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