福井県文書館が入手した六呂師分所の写真。退去のために荷造りする元捕虜たちが写っている=米国立公文書記録管理局所蔵(管理番号111-SC-212143)

 太平洋戦争末期に福井県大野市南六呂師にあった連合国軍捕虜の収容所分所での捕虜の生活が、米国人がアップしたホームページ(HP)に掲載されている。内容を調査した福井大教授によると、「スープの菜を探しに山裾へ」「(福井空襲が見え)西の空が赤く輝いている」などと、捕虜となっていた米軍将校の日記などを紹介している。教授は「当時の捕虜の生活が鮮明に分かる歴史資料」と話している。

 調査したのは、福井県文書館記録資料アドバイザーで福井大国際地域学部の木村亮教授。米国民間人の故ロジャー・マンセル氏が収集した米兵捕虜の証言などをまとめたHPの中に、六呂師分所にいた米シュタイガー大尉の当時の日記などがあるのを見つけた。

 日記には「6月23日、335人の米陸軍、海軍、海兵隊の(捕虜)将校が善通寺キャンプを出発」「6月25日午前2時、六呂師到着」「8月22日午後4時、所長が我々に戦争が終わったと告げた」などと克明に記されている。

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