先祖の慰霊や家族の安全などを願った「永平寺大燈籠ながし」=20日夜、福井県永平寺町の九頭竜川永平寺河川公園

 福井県永平寺町の夏の風物詩「九頭竜フェスティバル2017永平寺大燈籠ながし」が20日夜、九頭竜川永平寺河川公園で開かれた。先祖の慰霊や家族の安全などを願う灯籠約1万個が流され、川面に柔らかな光の帯をつくった。

 午後6時半ごろ、会場に設けられた祭壇で曹洞宗大本山永平寺の小林昌道監院ら約130人による「大施食(せじき)法要」が営まれた。僧侶たちは灯籠を前に読経し、先祖の霊を供養。法要が終わると、訪れた人はそっと灯籠を浮かべ、穏やかな川の流れに乗って揺れる明かりを見つめていた。

 第30回開催の節目を記念して縦横60センチ、高さ90センチの巨大灯籠6基も登場。側面に同町の児童約700人の願い事短冊が添えられ、小さな灯籠とともに川面を彩った。

 同町花谷にある城山の斜面には、地元グループが「禅(ZEN)」をPRしようと仕込んだLEDの文字「Z」も浮かび上がった。来場者は、山と川の光が共演する幻想的な光景に酔いしれていた。

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