山口茜

 バドミントンの世界選手権は21~27日に英国のグラスゴーで行われる。日本勢は全種目を通じ、1977年に第1回大会の女子ダブルスを制した栂野尾悦子、植野恵美子組以来決勝進出がないが、リオデジャネイロ五輪女子ダブルス金メダルの高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス)、女子シングルス銅の奥原希望(日本ユニシス)、同8強の山口茜(福井・勝山高出身、再春館製薬所)らで複数のメダル獲得を狙う。

 48人で争う女子シングルスは、リオ五輪後に世界での実績を積んだ山口が第1シードで臨む。2年前の高校3年のときは全国高校総体(インターハイ)出場を優先して辞退し、今回が初出場。8月7日の公開練習後には、メダルについて特に意識はしていないとした上で「楽しく自分のプレーが出せればチャンスがなくはないかな」とリラックスした表情で語った。2回戦から登場する。

 右肩の故障が癒えた奥原は順当に勝ち進めば、準々決勝で3連覇を狙う五輪女王のカロリナ・マリン(スペイン)と当たる。

 高橋礼、松友組は女子ダブルスの第1シードで初優勝に挑む。中国勢との対戦が予想される準々決勝が最初のヤマ場になりそうだ。今季スーパーシリーズで優勝している米元小春、田中志穂組(北都銀行)や福島由紀、広田彩花(さやか)組(再春館製薬所)もメダルが期待できる。

 男子ダブルスは園田啓悟、嘉村健士組(トナミ運輸)が力をつけている。上位は実力伯仲なだけに、勢いに乗れば一気に頂点まで駆け上がる可能性もある。男子シングルスは、7月のカナダ・オープン決勝で桃田賢斗(NTT東日本)に競り勝った21歳の常山幹太(トナミ運輸)が初出場で上位をうかがう。

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