米五の新店舗「みそ楽」の外観イメージ図

 みそ製造販売の米五(本社福井市春山2丁目、多田和博社長)は、みそをはじめとする発酵食のランチなどを提供する「みそカフェ」を備えた新店舗を本社隣に建設する。みそや関連商品を取り扱う物販コーナー、みそ作りのワークショップを開くスペースも設ける。建物は来年4月下旬に完成させ、みそカフェは7月下旬にオープンする予定。みその魅力をさまざまな形でアピールし、地元客はもちろん、観光客の取り込みも目指す。

 本社北側に建設する新店舗「みそ楽(らく)」は「たのしいが、みそ」をコンセプトとしている。鉄骨2階建て、延べ床面積584平方メートル。総事業費は約2億4千万円。1階がみそや加工品、菓子を販売する店舗と事務所、個人通販用の出荷場で、2階にカフェとワークショップなどに使う部屋を設ける。

 みそカフェは全国的にも珍しく、「みそを使って、これまでとは違う食のスタイルを提案したい」(多田社長)という思いが出発点。これまで、製造だけでなく加工食品も含めた商品販売を手掛けてきたが、料理を提供することで消費者にみそへの親しみを深めてもらいたいという。

 多田社長は料理について「例えば、みそを調味料として塩の代わりに使うことなどを想定している」と話す。甘酒などを使ったメニューのほか、スイーツも提供する考え。座席数は二十数席の予定。

 みそ作り体験は現在も実施しているが、一度に受け入れられるのは10人程度だった。新店舗では一度に30~40人対応可能。観光客ら向けに、みそ作りや工場見学の後にランチが食べられるプランなども考えていく。

 みそカフェの開店に向け、社員が調理師免許を取得するなど準備を進めているといい、多田社長は「来年の福井国体を見据え、さまざまなサービスを提供し、みその価値を消費者に届けたい」と意欲を見せている。

 同社の2017年3月期の売上高は約2億円。新店舗がオープンする19年3月期の売上高は17年比で2割増を目指す。

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