ホストファミリーと記念撮影する廣部さん(右から2人目)。ふるさと納税を活用した福井県の支援を受け、米国に留学した=2月、米アラスカ州

 ふるさと納税が、福井県内高校生の長期留学支援制度に活用されている。寄付者が寄付先の事業を選ぶことができる福井県の「プロジェクト応援型寄付金」の一つ。留学した生徒らは「英語力を伸ばせた」と成長を実感し、寄付者に感謝している。県は「留学支援をはじめ、八つの事業に活用している」として、プロジェクト応援型の寄付を呼び掛けている。

 留学支援は海外に1、2年間留学する高校生を対象にした制度。昨年度は制度創設前に留学した生徒を含めて4人に助成し、本年度も現時点で3人が対象となっている。

 昨年8月から約1年間、米アラスカ州の高校に留学した高校2年の廣部寿美恵さん(17)は「語学力が上がり、現地の人やほかの国の留学生らとの交流で異文化に触れることができた」と声を弾ませる。ふるさと納税の支援を受けたことを「故郷の人たちに支えてもらえていることが励みになり、頑張ることができた」と感謝する。

 プロジェクト応援型寄付金のメニューにはこのほか、経済的支援を必要とする高校生に対する給付型奨学金や地域活性化などの取り組みがある。県地域交流推進課の藤丸伸和課長は「寄付者への返礼品はないが、使い道となる事業に共感してもらうことで寄付を増やしたい」と述べる。

 プロジェクト応援型寄付金の対象事業は県ホームページ「ふるさと福井応援サイト」で紹介しており、クレジット決済で寄付できる。問い合わせは同課=電話0776(20)0665。

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