杉田玄白らが発刊した「解体新書」=福井県立図書館蔵

 NHKは16日、2018年1月放送予定の正月時代劇で、江戸時代中期の小浜藩医杉田玄白らによる「解体新書」の出版を描く「風雲児たち~蘭学革命篇(らんがくれぼりゅうしへん)~」を制作すると発表した。原作は、みなもと太郎さんの歴史ギャグ漫画。16年の大河ドラマ「真田丸」の三谷幸喜さんが脚本を手掛け、注目されそうだ。

 西洋の解剖学を日本語で初めて紹介した解体新書は、杉田と大分・中津藩医の前野良沢らが、オランダ語の医学書「ターヘル・アナトミア」を約3年半かけて翻訳し、1774年に出版した。厳しい鎖国下で、杉田と前野は一心同体となって翻訳を成し遂げたが、出版時に前野の名前は世に出なかった。その謎と2人の関係を中心に、笑いとサスペンスに満ちた“三谷流歴史ドラマ”を繰り広げる。

 みなもとさんは「愛着のある作品で、私のギャグスピリットを最もよく理解されている三谷氏の手でドラマ化されることを、大変うれしく楽しみにしております」、三谷さんは「『風雲児たち』には、今の日本を築き上げた先人たちの感動的なエピソードがぎっしり詰まっています。歴史ファン、みなもとファンとしてこれ以上の喜びはありません」とコメントしている。

 真田丸で豊臣秀次役を好演した新納慎也さんが杉田を演じるほか、前野役に片岡愛之助さん、杉田や前野と交流のあった平賀源内役に山本耕史さん、側用人や老中として権勢を振るった田沼意次役に草刈正雄さんらが出演する。11月ごろに収録する予定。

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