鯖江市西山動物園は十三日、人工授精でアオミミキジのひな三羽がふ化し順調に成育している、と発表した。同動物園によると、人工授精でアオミミキジのひなが誕生するのは国内で初めて。

 卵を産んだのは九歳の雌。ひなは六月二十三、二十四、七月十三日に相次いで誕生した。

 昨年からこの雌を現在八歳の雄と同居させていたが、雄が雌を激しく攻撃したため、自然繁殖を断念していた。

 人工授精は五月十七、十八、二十、六月二日の四回、雄から採った精子を注射器を使って雌の卵巣に注入する方法で実施。五月二十日から六月二十一日にかけ雌が十二個の卵を産んだため、ふ卵器で育てていた。

 ひなはいずれも体長約二○センチに育っているという。性別は分かっていない。

 アオミミキジは、成鳥の大きさ約一メートル。体全体が青みを帯びた灰色で、中国中西部などの標高二四○○―三九○○メートルの岩が多い山岳地に生息する。四―六月に五―八個の卵を産み、抱卵日数は二十六―二十八日間。中国国内の大規模な森林伐採や乱獲により生息数が減少し、中国の保護動物に指定されている。

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