たくさんの来館者が浴衣姿で鑑賞し、館内は涼やかな雰囲気に包まれた=11日、福井市の福井県立美術館

 お盆は浴衣で涼やかに芸術鑑賞-。福井県立美術館は11日、浴衣や着物を着た人が無料観覧できる特別企画を始めた。15日までの5日間で、女性は浴衣の無料レンタル・着付けのサービスを各日30人まで受けられる。開館時間を2時間延長するナイトミュージアムも行われるなど、来館者は落ち着いた雰囲気で“アートな夏”を楽しんでいた。

 「お盆はユカタでGO!」と銘打ち初めて企画。同館では現在、開館40周年を記念した特別企画展「名品200選~コレクションが魅(み)せる日本美術の400年 伝統・革新・発展~」(福井新聞社共催)を開催しており、浴衣や着物だと無料で楽しめる。

 スタッフも全員が浴衣姿。「ちょっと動きづらいね」とこぼしながらも、笑顔で仕事に励んでいた。展示された名品を浴衣姿で鑑賞する人があちらこちらで見られ、館内は涼やかな雰囲気となった。

 坂井市の西田冬奈さん(22)は「浴衣を着たいなと思って、おばあちゃんを誘って来ました」とにっこり。祖母の美紀さん(66)は「浴衣を着て芸術鑑賞すると、涼やかで落ち着いた気持ちになりますね」と喜んでいた。

 15日までの期間中は開館時間を午後7時まで延長。12日には、「若冲 極彩色と超細密のシンフォニー」「ルーブル 永遠の美」など映像作品4本を8Kスーパーハイビジョンのフル22・2chサラウンド音響で放映する企画もスタートする。27日まで。

 土橋彰副館長は「県民により親しまれる美術館になれば。秋にも何か仕掛けを考えたい」と意気込んでいた。

 浴衣のレンタル・着付けは事前申し込みが必要。問い合わせは同館=電話0776(25)0452。

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