「ミタス」のロゴマーク

 医療機器販売で福井県内シェア首位の「ミタス」(旧福井医療)=本社福井市問屋町4丁目、宮地修平社長=が、同業最大手で東証1部のメディアスホールディングス(本社東京)と経営統合の協議に入ったことが分かった。メディアスは持ち株会社で、ミタスは発行済み全株式を譲渡するが、株式の相互保有も視野に交渉を進める。統合により事業規模拡大を図り、北陸エリアでの営業基盤を強化する。

 メディアスは、2018年春以降にミタスの発行済み株式57万80株と、関連会社のディーセンス(金沢市)の600株を取得する予定。株式価格は今後の協議で決める。メディアス傘下の協和医科器械(静岡市)や栗原医療器械店(群馬県)など他のグループ会社と協業関係を強めながら業容拡大を図っていく。

 業界は医療費の抑制政策を背景にした販売価格の下落や、競争激化により利益率が低下しているという。経営環境が厳しさを増す中、メディアスは首都圏や東海での販売網に加え、手術室業務支援ソフト、カテーテルや注射器など医療材料の共同購入サービスなどに強みを持つ。

 ミタスの宮地社長は取材に「大手グループの一員として商材のコストダウンを図るなど、これまで以上に福井、北陸のお客さまに満足していただけるサービスを提供したい」と説明。また、上場企業に準拠した社内の評価制度やコンプライアンス(法令順守)を構築する考えで「透明性が高く、働きやすい組織にし、永続的な成長につなげたい」と述べた。

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