「福がこい」の袋詰め作業に取り組む福井大大学院の学生=8日、福井市の同大文京キャンパス

 福井大と慶応大の学生が商品化を進めてきた防災グッズ「福がこい」が完成した。サバの缶詰やコシヒカリのおかゆなど福井ゆかりの品々を詰め合わせており、土産物として贈ってもらうことを想定。福井市のハピリンの屋根付き広場ハピテラスで13、14の両日、200個限定で試験販売する。

 福がこいは、大野市出身の竹原朋子さんら3人の慶応大大学院2年生が昨年度、福井市の「ふくい魅える化プロジェクト」の一環で考案。同市などが開催したビジネスプランコンテストに応募し、最高賞に輝いた。本年度、福井大大学院の学生ら約10人も加わり「福がこいプロジェクト」を立ち上げ、商品ラインアップや価格の決定、県内メーカーとの交渉などに取り組んできた。

 防災グッズの中身は▽越前海岸の天然塩▽永平寺の精進料理おかゆ▽仏教行事に使われる和ろうそく▽鯖街道で有名なサバの缶詰-の4種類。保存が効き、栄養のある県産品を選んだ。賞味期限はおかゆが約1年、缶詰が約2年。商品の歴史や食べ方などを説明したパンフレットも添えている。

 パッケージは赤、白、黒の3色で、デザインはプロのデザイナーに発注し質を高めた。米どころ福井をアピールしようと、商品は高さ約30センチの米袋に詰め込んだ。袋の大きさにはゆとりがあり、必要に応じて他の防災グッズを入れられる。価格は税込み2480円。

 ハピテラスでの試験販売は福井大チームが担当し、13日が正午~午後6時、14日が午前10時~午後3時。慶応大チームは11~13日、群馬県内の上信越自動車道上り線の横川サービスエリア(SA)で試験販売し、購入者にアンケートを実施する。

 東京・神宮球場で11月に開かれる、全国の特産品を集めた大規模イベントで販売する予定で、価格や商品内容を再度吟味していく。

 福井大大学院の学生9人は8日、福井市の同大文京キャンパスで袋詰め作業に取り組んだ。福井大チームリーダーの寳生(ほうじょう)拓巳さん(1年)は「福井のいい物を、防災を通じてたくさんの人に知ってもらえたら」と販売に向け意気込んでいた。

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