流木や草木が流れ込んだ海岸=9日、福井県小浜市の西津海岸

海岸に流れ着いたヨシを1カ所に集める重機=9日、福井県敦賀市の気比の松原海水浴場

 福井県を直撃した台風5号の影響で、嶺南地方の海岸沿いにヨシなどの草木や流木が漂着する被害が相次いでいる。

 小浜市内では小浜湾の沿岸のあちこちの海面が、草木などで覆われている状態。県嶺南振興局や漁業関係者によると、北川や南川の河口から湾内に流れ込み、沿岸に漂着したとみられる。県などは8日午後から重機による撤去作業を進めている。

 同市の西津海岸には9日、水面から十数センチの深さまで草木や流木が浮かんでいた。地元の西津漁家組合によると、船が故障する恐れがあるため、遊漁船やエビ漁の船が操業できないという。同組合の責任者は「河川の影響は最終的に海に出てくる。沖にも浮遊物があり、しばらくは仕事にならない」と嘆いていた。

 敦賀市の気比の松原海水浴場では市がヨシの撤去を始めた。11日からの3連休の前までには作業を終わらせたいとしている。

 市とシルバー人材センターの8人が重機でヨシを砂浜の隅に集め、トラックに積み込んだ。市によると、ヨシは笙の川の河口から敦賀湾に流れ込み海岸に漂着したとみられ、この日は約1トンを撤去した。市の担当者は「16日には花火大会も控えている。きれいな海岸を取り戻して観光客をもてなしたい」と話していた。

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